遺産の中に不動産がたくさん含まれており、売却するのが難しい土地が多かったケース
ご相談者様の叔父様が亡くなり、その方に子供がいなかったため、兄弟姉妹・甥姪が相続人になったケースです。
相続人は全部で8名、皆様、亡くなった方とは関わりが浅かったようです。そのため、「全員で法定相続分の割合にしたがって、均等に相続したい」というご意向でした。
当事務所で不動産を調査したところ、広大な土地をお持ちだったのですが、その土地が売れる見込みがない土地であることが分かりました。
しかし、相続税上の評価額でみると、かなりの金額で評価されてしまうため、どうしても相続税が発生してしまう事案でした。
このケースでは、不動産業者さんに依頼して、土地が売れるかどうか、査定をしてもらいました。
また、税理士の先生に相続税の申告を依頼して、司法書士と協同して調査を進めていきました。
また、相続人のうちの一人で、亡くなった方に対して金銭的に援助していた方がいました。
その他、お葬儀・埋葬の費用や、建物の解体が必要(老朽化のため)なケースでした。そのため、相続人のうちの一人の方が、これらの費用を立て替え払いしていました。
そのため、その方の取り分が多く入るように(公平になるように)、詳細な計算が求められました。
立て替えた費用の領収書が、70枚くらいありました。それらを全て集計して、遺産分割の計算を行いました。
このケースでは、相続人の皆様も協力もあり、無事に10か月以内に相続税の申告を終え、登記申請と預貯金の分割をすることが出来ました。
相談事例の最新記事
- 【解決事例】遺言を通じて全ての財産を遺贈したケースを司法書士が解説
- 【解決事例】ご親族が遺言執行者に指定されていて、その手続きを代行をしたケースを司法書士が解説
- 【解決事例】手続きを完了するだけで不十分!相続放棄後の対応について司法書士が解説
- 【解決事例】子供がいない夫婦で、相続手続きが困難になったケースを司法書士が解説
- 【解決事例】法定相続分に沿って遺産分割するケースを司法書士が解説
- 知らなきゃ損する!?相続手続き完了後に捨ててはいけない書類を司法書士が解説!
- 内縁関係の方は相続人にならない!?内縁の妻に財産を継承できた事例を司法書士が解説!
- 相続した不動産を売った場合、所得税はかかるの?お得に不動産を売れたケースを紹介!
- 【相続・生前対策】相続人となる家族がいない場合の遺言について司法書士が解説!
- 遺産に株式・投資信託が入っている場合どうすれば良い?解決事例を司法書士が解説!
- 私道部分の名義が変更されていないと不動産が売れなくなる!司法書士が解決事例を解説!
- 共有名義の不動産を売りたい!司法書士が実際のケースで解決方法を解説!
- 公正証書遺言を作ったが相続財産の抜け漏れが…解決事例を司法書士が解説!
- 登記情報をみたら知らない人の名前が…!司法書士が解決事例を解説!
- 【相続】手続きを放置していた土地の手続きについて司法書士が解説!
- 【司法書士が解説】誰が相続するか、悩んでいる場合
- 【司法書士が解説】相続放棄・死後数年以上経過しているケース
- 【司法書士が解説】遺言のない相続で、子供のいない夫婦の場合
- 【司法書士が解説!】相続する財産が多数あり相続税がかかる場合
- 【司法書士が解説】相続人の中に認知症の方がいて相続手続きが進められなかったケース
- 遺言書・生命保険を活用した生前対策を行った事例を紹介
- 【相続】司法書士に依頼せず自分で登記申請をして失敗してしまったケース
- 【公正証書遺言】公証人に老人ホームに出張してもらったケース
- 相続手続き中に養子縁組をしていたことが分かった事例を司法書士が解説!
- 【司法書士が解説】養子がいることが分かり公正証書遺言を作成した事例
- ご相談者様のお父様が亡くなり、預貯金が多かったため、相続税申告が発生したケース
- 相続登記完了前に、相続人の1人が亡くなってしまった事例
- 大人数の相続放棄事例!司法書士がポイントと注意点を解説!
- 【司法書士解説!】子どものいない夫婦が相続直前に遺言書を作成した事例
- 自筆の遺言書で不動産の登記申請ができなかった事例
- 死後(相続発生後)3年間、相続登記をしないで放置していたケースを専門家が解説!
- 【注意が必要です】抵当権抹消当の手続きを断念したケース
- 【相続解決事例】抵当権抹消登記を自分でしようとしたが断念しご相談を頂いたケース
- 【相続解決事例】既に解散・清算されている金融機関の抵当権を抹消したケース
- こんな時どうすればいい?相続登記手続中に抹消されていない仮登記があったケース
- 相続トラブルに注意!異母兄弟がいる場合の相続解決事例!
- 遠方の銀行口座を解約したケース
- 相続人が多く、法定相続分の計算が複雑なケース
- 相続登記で公正証書遺言があったケース
- 疎遠だった父が亡くなってから3か月以上経った後の相続放棄を解決したケース
- 遺言検認からの遺言執行を解決したケース
- 亡くなってから3か月が経過してからの相続放棄を解決したケース
- 遺言書に基づく預金解約手続きを解決したケース