【相続】司法書士に依頼せず自分で登記申請をして失敗してしまったケース
相続手続きについてはできることならご自身で進めたいというお客様もいらっしゃいます。
しかしご自分で行うことで想定外の状態になってしまうこともあります。
場合によっては取返しのつかない状況になってしまってから再度相談に来られ、サポートすらできないことになってしまうケースもあります。
ここでは司法書士に依頼せず、自分で登記申請をして、結果的に自分の資産を危険にさらしてしまった事例を紹介いたします。
お客様のご状況
ご相談者様は、一度当事務所に相談にいらっしゃいました。
「なるべく費用を節約したい」という意向だったので、登記申請のおおまかな流れを説明しました。
その後、ご相談者様は、法務局に4回ほど通って相談しながら、司法書士に依頼せずに、登記が無事に完了したそうです。
法務局から書類を受け取り、全て手続きが終了したのですが、受け取った書類の中に『登記識別情報』という書類がありました。
この書類は、新しい権利証に当たるものです。
正しくは『権利証』とは違うものですが、今後不動産を売買する時に使用するもので、権利証と同じ役割をする書類です。
この『登記識別情報』にはパスワードが記載されていて、パスワードを開封すること自体が非常に危険なものです。
法務局から書類を返してもらった時に、「このパスワードは開封して中身を確かめるものだ」と勘違いしてしまい、パスワードを開封してしまったそうです。
このパスワードは、取り扱いに注意が必要なものです。
もし、パスワードのコピーを取られたり、写真を撮られたりすると、「権利証を盗まれてしまった」というのと同じ状況になります。
司法書士がこのパスワードを扱うときは、非常に慎重になります。
お客様に返す時も、「決して開封しないでください」とお伝えしてします。
たしかに、時間をかけて法務局に何度も通えば、司法書士に依頼せずに登記申請は出来るかもしれません。
しかし、上記の事例のように、かえって大切な資産を危険な状態にしてしまう可能性があります。
費用の節約を考えるよりも、司法書士に依頼して頂いた方が良かったのではないかと、考えさせられた事例でした。
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